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ラゴンリーブルについて

はじめまして、ラゴンリーブルのあいさかです。よくお越しくださいました。ありがとうございます。

ラゴンリーブルというのは、「ラゴングラネ」の出版チームです。ここでは、ラゴングラネのことと、私たちがめざしている出版のすがたについてご案内いたします。

「ラゴングラネ」の世界観を本づくりで実現する

まずはラゴングラネについて知ってもらえたらと思います。

ラゴングラネという名前は、浅瀬という意味のフランス語「ラゴン」と、落ち穂拾いという意味のフランス語「グラネ」をあわせたことばです。

浅瀬は、海への入り口です。広くて深くてゆたかな海のおいしいところを味わいながら、溺れる心配なくあそぶことができます。浅瀬は体験にあふれていて、入口的で、入門的で、あそびとまなびが溶け合っている素敵な場所なんですね。そんな場所をつくりたい、そんな場所でありたいと祈って、ラゴンという名前をつけております。

もうひとつの落ち穂拾いというのは、抜け落ちてしまったけれど違う見方をすれば重大な意味を持っているという奥深いことばです。見落とされたり、軽くあつかわれたりしているものも大事にしたい、という思いを込めました。

このふたつをギュッとまとめて、「ゆたかな入口、ちいさな本質」という世界観を立ち上げました。この世界観の実現のために、ラゴンリーブルでは本をつくっていきます。

ラゴングラネの歩く道

意志あるところに道はある、というように私たちは遠く果てなき道を歩みます。道は意志であり、その意志は道なのです。

ラゴングラネには「生活」「ことば」「探求」の三つの道があります。ひとつずつ紹介させてください。

「生活」 - 生活への接近

ひとつめは、「生活」――。

生活というのは、生きること全般です。

身近に言えば、食器洗いだったり、散歩だったり、仕事だったり。もっと広くとらえれば、学校生活、夫婦生活、新生活、朝型生活、海外生活、二拠点生活、どん底生活、逃亡生活、借金生活、隠居生活、ギャンブル生活、禁煙生活、知的生活など、ほんとうにさまざまです。

あこがれの生活もあれば、やめたい生活もあります。しっくりくる生活もあれば、なじめない生活もあります。私には私の生活があって、あなたにはあなたの生活があります。多様な生活があって、それを祝福したい。追い求めている生活があるならそれを推したいし、しっくりくる生活があるならそれを守りたいし、逃げ出したい生活があるならそれを支えたい。その生活のグラデーションを大切にしたい。

そのために、「本」や「出版」を通じて、直接だったり間接だったり、私たちにできることをやっていきたいと思っています。

「ことば」 - ふさわしさのための小文字の哲学

ふたつめは、「ことば」――。

日々の生活のなかで、私たちはたくさんのことを知ったり体験したりつくったりします。そのすべてがまったく初めてというわけではなく、おおくのことは「あらためて知ったこと」だったり、「あらためて体験したこと」だったり、「あらためて理解したこと」だったりします。

そして、その「あらためて」のなかにあたらしい知識とか、あたらしい発見とか、あたらしい探求が含まれていて、よくもわるくもじぶんに見えている世界がすこし変わって見えるようになります。

その土台を担っているのは、「ことば」にほかなりません。たとえば、おなじ「友だち」ということばでも、なにか経験するごとに、なにか理解するごとに、なにか発見するごとに、容れ物の中身が変わっていきます。先によくもわるくもと言ったのは、その微細な変化を放っておくと、じぶんの理解していることとじぶんの生きかたがズレてしまうからです。

もうじぶんの子どもが大人になったと理解しているのに、あれこれ細かいところまで世話を焼こうとしてしまう親をイメージしてもらえればわかりやすいかもしれません。じぶんの子がもう「コドモ」じゃないことをわかっていながら、うまく「我が子」ということばを更新できずに放置してしまって、まだ「親」をやってしまう。そして嫌われたり、ウザがられたりすることに悩むかたもすくなくないです。

大なり小なり、そういったズレが生活のなかにはたくさんあります。そして、そのせいで悩んだり、うまくいかなかったり、納得できなかったり、妥協できなかったり、ひとのせいにしてしまったり、嫌われてしまったりします。それをひとつでも解消できたら、すこしは晴れるのではないかと思って、知っていることとじぶんの現実をすり合わせる「ふさわしさ」のための小文字の哲学ということばを選びました。

「小文字の哲学」ということばにしているのは、哲学の世界から生活につかえるちょうどよいアイデアを仕入れるということです。長くなってしまうので、こちらはどこかでまた詳細を伝えさせてください。

「探求」 - ありつく知識の宝さがし

みっつめは、「探求」――。

探求というのは、身近でたのしい学習チャンスのことです。勉強とか教育というと、すこし固くてつらいイメージ、つづかないイメージもあります。一方で、ラゴングラネの考える「探求」は知識の宝さがしです。たのしい体験のなかにまなびがあることを大事にしています。

たとえば、私たちのつくっている「ラゴンレキシク」というサービスでは、ボタンを押すたびにめずらしいことばがランダムで表示されます。ガチャを引くようなときの気持ちで、いろいろなことばと出会って吸収してもらいたいと願って、あそびこころのある設計にしました。

こどものころだれに指示されることなく図鑑の世界にもぐったり、なぜか家のトイレに置いてあった国語辞典を隅々ながめたり、ウィキペディアでリンクをたどりながらすごろくしたり、そういう知識の探求への無邪気な旅情を大切にしたいと思います。

なので、学習参考書という分野の本もつくっていく予定ですが、知ることを好きになるような本をお届けできればさいわいです。


生活に近づくこと、ことばを見直す、知識を探求する。この三つの道を歩くこと。これがラゴングラネの世界観です。ラゴンリーブルでは、本づくりを通じてそれを実現していきます。

最後にラゴンリーブルのビジネス面の話もすこしだけ聞いていただければさいわいです。

どんな本をどれぐらい出版していきたいのか

みっつの道をご案内しましたが、ラゴンリーブルが出すのはかならずこのみっつのうちのどれかがひとつでも軸になっている本です。

この条件にさえ適っていれば、どんな本でも出したいと思っています。実用書、ビジネス本、写真集、テーマ本、エッセー集、体験談、ルポ、日記、ブログ、あるいはそういったカテゴリーにさえ属していないような書籍も出せたらうれしいです。

私自身が書くこともあれば、「ルミレアネッセ」のようにテーマを絞ってエッセーを公募することもあります。あるいは「うちで出してみませんか」とお声かけすることもあるでしょうし、実はすでに「ラゴンで出したい」と相談をくれているかたもいます。

編集が私ひとりしかいないのできわめてスローになりますが、いちおう個人事業というかたちで出版者という存在になり、ISBNコードを100冊分ほど取得したので、年に3冊を33年というのが初歩の目標です。

このようなちいさいブックメーカーでも「いっしょに本づくりしたい」と言ってくださるかたがいれば、ぜひ企画をごいっしょできれば思います。

世界観の外で重んじたいこと

私たちにとって世界観はとても大事ですが、それ以外にもたくさん大事なことがあります。

まず、ビジネスがビジネスとして続くこと。

事業継続は大切です。なぜなら、事業が続いているうちは、私たちの世界観を実現しながら、税金をおさめることもできるし、社会貢献もできるし、雇用をつくることもできるからです。

社会貢献というのは、書籍というプロダクトを手にとってくれたひとが「じぶんはしあわせだ」と思えるようになったり、がんばりたかったことががんばれるようになったり、逃げたかったものから逃げれるようになったり、じぶんの心に気づいたり、じぶんにふさわしいことばと出会って心に根を張ったり、そういった体験を社会に増やすことが第一にあります。

そういった本をつくることができて、すこしでもおおくのひとに認められて、ちゃんとお金が入ってきて、税金をすこしでもおおく納められるようになって、その税金が必要なかたに再分配されていくこともまた、事業の社会貢献だと思っております。

「ラゴンのやりたいことをやる」だけではなく、その「やりたいこと」を支えてくれている社会に還元できるようにビジネスを展開していきたいです。

ラゴンリーブルのビジネスの目標 - 本を読むひとを3%増やす

ビジネスとしての目標は「本を読むひとを3%増やす」です。

2019年に文化庁が全国16歳以上の男女にアンケートをとりました。そのうちの読書について「1か月に大体何冊くらい本を読むか」という設問がありました。47%のひとが一冊も読まないという結果になったそうです。

本を読む読まないという人生の選択は自由です。一方で、私は本がもっと読まれてほしいと願います。

たくさんの個人的なストーリー、たくさんの役立つ知識、たくさんの知恵や叡智、たくさんの感情、たくさんの豊かさ、そういったものが本には詰まっています。そういった魅力をいろいろな手段でお伝えしていきたいです。

ほかにも、本がなかなか読まれない要因のひとつに「本を読む場所」がないことが挙げられると思います。

本が好きなひとは家でも、カフェでも、学校でも、職場でも、電車でも、行列でも本を読むことができます。かたや「本を読む場所」が得られないと本を読まないひとのほうがおおく、そういうかたが安心して読書できる「読書のための場所」づくりも先々でしていきたいと思っています。

その結果として、47%だったものが50%になればしあわせです。


以上のことは、ラゴンリーブルの金科玉条です。末長くよろしくお願いいたします。